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ゴールド講師

高守和子

高守和子

フラワーアーティスト

KOLME 花と写真のアトリエ フラワー担当。
元・三味線奏者のフラワーアーティスト。フェミニンでエレガントな雰囲気とは裏腹に、思い立ったら即行動の情熱家。飛行機マイルの計算が趣味と実益を兼ねている。パリは第二の故郷。

音楽や伝統芸能、海外を身近に育った幼少期

いつも外を遊びまわっている活発で、好奇心旺盛な少女でした。 音楽に合わせて踊るクラシックバレエが楽しく、小学校卒業まで欠かさず出演した発表会では仲間と共に夢中で頑張り、とても可愛がってくれた祖母について、日舞(藤間流)、茶道(裏千家)、華道(小原流)等のお稽古にいそしむ日々を送りました。

伝統芸能に対して誇りを持っていた父方の祖父母と長唄三味線奏者だった叔母、音楽教師だった母方の祖父とピアノ講師だった叔母、茶室や蔵のある築100年以上の母方の実家とそこにあった沢山のクラシック音楽のレコードなど、洋の東西を超えて音楽や古き良き時代の文化を身近に親しんだことが、私の原点となっています。

また、祖父の代より3代続く中華系マレーシア人ファミリーや、欧米はもとよりチュニジア人、中国人、韓国人、ネパール人、コロンビア人たちと日常的に接し、家族ぐるみで交流してきたことで、言語の壁や文化を超えて人はコミュニケーションできるという考えが自然に身に付きました。

三味線のお稽古と西洋への憧れ

長唄三味線奏者だった叔母の遺志を継ぎ、8歳より杵屋静子氏に三味線を師事することになります。 しかし、一般にはなじみの薄い三味線、とりわけ、学校の男の子たちには「ダサい!」とからかわれ、遊びたい盛りに日々の練習や毎週のお稽古は決して良いことばかりではありませんでした。 初めて聴いたオーケストラの演奏で浴びた西洋音楽のきらびやかな音色と雰囲気は今でも身体に残っています。
芸大在籍中は、自分の専攻である邦楽よりも、西洋音楽を専攻している人たちとの新鮮な交流から大いに刺激を受け、ますますヨーロッパへの憧れが強くなりました。

フランス人の生き方や考え方に影響を受ける

幼い頃から、色んな国の人が日常的に我が家へやってきていた中で、とりわけ印象に残っているのは、親しくしていたフランス人女性留学生の弟が我が家に遊びに来てくれた時のこと。 小さなブーケを手にやってきた彼に、「男性が花を持ってやって来た!」と、文化や習慣の違いに家族一同大きな衝撃を受けました。

その後、私が語学留学中に、そのフランス人の彼女とロンドンで3か月、スペインで半年間一緒に暮らし、フランス人の生き方や考え方を深く知ることになります。 彼らの普段食べるものは驚くほど質素です。 しかし、いつもお気に入りの食器や小物でテーブルを彩り、食後にはデザート。締めのコーヒーを片手にお喋りが弾む…。祖父を筆頭に家族が並び、粛々と箸をすすめる食卓が当たり前だった私にとって、毎食が誕生日パーティーのようでした。

ラベンダー畑で花を摘み、グラスに挿す。庭で食事したり、戸外でパーティーを催す。小さな工夫で、当たり前の日常生活にアクセントを付けています。 フランス人はプライドが高くて個を大事にするという印象に反し、実際に私が接したフランス人は家族の絆がとても強く、他人に対しても寛容で人情味溢れていました。たとえ 片言で文法のおぼつかない外国人が相手であっても誰も気にしません。相手を理解しようとする姿勢があれば、簡単な自己紹介と挨拶だけでコミュニケーションは成り立つのです。

三味線奏者から結婚、子育て

2年の留学から帰国し、かねてから憧れていたOL生活を送りながら、三味線のお稽古を再開しました。結婚と時を同じくして演奏活動に本格復帰。舞台出演にお弟子さんのお稽古に、忙しくも充実した日々が始まりました。
やがて妊娠、男の子と女の子のママになり、三味線は休業。 三味線を弾いている時にはできなかったネイルアートを楽しみ、大好きなクラシック音楽だけを聴き三味線の練習を全くしないという、以前とは正反対の穏やかな暮らしでした。

KOLME誕生、フラワーアーティストKazukoへ

そんなある日、妹Michikoが発した「お店やりたいな」の一言でKOLMEが誕生します。
お店をやるなら、お花を扱いたい。物心ついた時から当たり前にあったお花。留学中もテーブルにちょこんとあったお花。気づけば私の周りにはいつもお花がありました。 ところが、いざお店で扱うとなると、イメージ通りのお花が見つかりません。 「気に入ったものがないなら、自分でやるしかない!」とパリスタイルのフラワーアレンジメントを「青山アイロニー・ディプロマコース ラフィリエ」、パリの「yumi saito parisディプロマコース」、金山幸恵氏のプロ向け集中レッスンで学びました。さらにレッスンと平行して幾度も渡仏。幼少時代から生の音楽を聴き、皮膚感覚で覚えることが染み付いている私には、パリで本場の技術や感性、フラワー文化に直接触れることが必要不可欠でした。

落ち着いたシックなトーン、上品な華やかさ、パリスタイルのフラワーアレンジメントとは、幼い頃からヨーロッパに憧れ、留学生活を経てもなお、私の心の奥にある理想が形になったものでした。 その根底にあるのは、偏見を持たず、あるがままに見て、小さなことは気にせず、目的が果たせればそれでいいじゃない・・・留学中に出会ったフランス人たちの心のあり方です。
一見無造作に束ねられたように見えるブーケは、仕上がりをイメージして、全ての工程に繊細な技と熱い想いを注いで作られています。 それは人生も同じ。自分の人生だって、イメージをひとつひとつ積み上げていけば思い描いた通りに出来るのです。 お花を束ねることは、人生を形作ることです。

パリスタイルのフラワーアレンジメントによって、洗練された美しさ、自然を愛する優しさ、花で表現できる世界の面白さ、自由とは何かを知りました。咲き始めのいたいけさ、大きく花開いた華麗さ、散り際の潔さ…花の時間には、強くしなやかに生きる姿勢や暮らしを彩るヒントが隠されています。

試しにお花を一輪テーブルに置いてみてください。今までと同じだったはずの部屋に一筋の光が生まれた気がしませんか?光とは希望です。希望から余裕が生まれ、自分にも、人にも優しくなれるのです。 花を飾ることで、女性はもっと美しくなり、暮らしはもっと豊かになる。 KOLMEのフラワーレッスンで私が伝えていきたいことです。

株式会社パラス マシュマロスタジオ